名馬達との再会…にまつわるエトセトラ

HP「名馬達との再会」で紹介しきれなかった競馬あれこれを綴るブログ…
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襟裳の秋は花が咲く秋です♪~第22回エリザベス女王杯・エリモシック
2010年NHK大河ドラマの「龍馬伝」が佳境に近づいています。

坂本龍馬役福山雅治や若手俳優など一部の熱狂的なファンに支えられ好評な一面も見られますが、視聴率を見ている限り決して大成功とは言えないような気もします。

元々坂本龍馬をドラマ化したときに、ハッピーエンド寸前から一転暗殺という結末で終わることは中学生くらいになれば誰でも知っていること。

坂本に限らずとも幕末期の志士達は意思半ばにして天寿を全うすることが出来なかった者が大半を占めるわけで、数字は稼ぎつらいというのは昔から定説になっており、今回もそれを覆すには至らなかったというところでしょうか?



管理人は決して歴史好きというわけではありませんが、巷間の志向に全く反するかのように幕末史に関してのみ非常に興味を持っております。

大河ドラマ「新選組!」が放映されていた当時勤めていた会社の社長と酒席を同席させて頂いた際に新選組の講釈を延々と垂れ「オマエは講談師になれるな」と褒められたかどうかはともかくそんな言葉を頂いたこともあります。

元々が歴史的にさほど古くないため、史実が明らかになっている点が多いという理由から幕末史に興味を持つ私としては今回の龍馬伝、脚本的には最低と言わざるを得ません。

史実をあそこまで曲げて作るのであれば、早々に命を散らした志士達に似合うのは青春グラフィティ的な作りではないかと思うのですが…



脚本には価値なしという評価の今回の大河ですが、いくつか見事なキャスティングがあったことは認めております。

まずは武市瑞山(半平太)役の大森南朋。これは見事でした。

情熱的な革命家であると同時に闇の謀略家でもあった瑞山の陰陽二面性を表情だけで見事に演じ切ったという印象です。



それともう一人高杉晋作を演じた伊勢谷友介。

競馬ファンなら見た方もいるかと思いますが、帯広ばんえい競馬を舞台にした「雪に願うこと」で主演。失意のまま北海道に戻り兄の厩舎で働くことになる青年を演じた役者さんですね。

「雪に願うこと」では兄役を演じ、個人的に今や存在感日本一の役者だと思っている佐藤浩市に喰われてしまった感もあったんですが、この龍馬伝では、高杉の狂気的な情熱とそれに反するような知性を秘めた冷静さの両面を演じ分け、主演・福山龍馬を喰ってしまったと言っても過言ではなかったように思います。



高杉晋作は個人的に凄く好きな史実の人物なのですが、今迄自分の理想に当てはまる演技をした方はいなかったように思います。

主なところだと日本テレビ年末時代劇「奇兵隊」で松平健が演じた高杉はあの濃い目の松平さんの顔がちょっとオッサン臭を醸し出しすぎて晋作の行動力の源であったはずの若さみたいなものが感じられず、かなり前の大河「花神」の中村雅俊は、青春ドラマの雅俊さんそのまんまに情熱的な部分だけがクローズアップされた感じがしました。

中でも一番違うと思ったのは映画「幕末青春グラフィティ・RONIN坂本龍馬」の吉田拓郎が演じた高杉でしょうか…

あれは吉田拓郎がキャラ立ちし過ぎた暴れん坊将軍みたいな高杉でしたね…

坊主にまでなったはずの高杉の髪型がアンドレ・ザ・ジャイアントと同じってのはさすがにね…



いつも長い前フリが今日はさらの長い…

まぁ、タイトルの兼ね合いでもうだいたい察しは付いていると思います…

そう、この吉田拓郎を引っ張り出したかったのがこの前フリです…

さらに言ったら吉田拓郎というよりは「襟裳岬」を引っ張り出したかったんですけどねw

襟裳とエリモってことで…



もうここまで書いたついでなんで書いちゃいますけど、

「襟裳岬」は森進一のイメージが強いでしょうけど、作った拓郎が歌う「襟裳岬」はなおGoodです。




さて、ようやく辿り着いた本記事の主役、エリモシック。

父は欧州歴代最強馬と言ってもいいダンシングブレーヴ。

説明はいらないだろうが、シリウスシンボリが出走した凱旋門賞で弾丸のように最後方から飛んで来た馬である。

種牡馬入り後にマリー病を発症し、さらに初年度産駒が全く走らなかったことで日本にやって来た。

その輸入初年度産駒の一頭がエリモシックである。

輸入の経緯からそのネームヴァリューに反し、初年度産駒には良質と言えない牝馬が多く、頭数も制限されていたブレーヴ。



そんな状況だったからこの馬もデビューするまで全くと言っていいほど評判にはならなかった。

だが新馬2戦目を河内洋の手綱で勝ち上がり、次走はなみずき賞を強烈な捲りで快勝する。

いわゆる西の秘密兵器的にオークストライアルで1番人気、本番でも2番人気に支持されるが何れも惜敗に終わる。

期待された秋だったが、条件戦を1つ勝って臨んだ秋華賞でもファビラスラフィンを捕まえきれず、続くエリザベス女王杯は体調不良のまま出走で着外に敗退し休養。結局タイトルには手が届かず終いだった。



古馬になってからも冴えぬまま秋を迎える。

夏の札幌で的場均と新コンビを結成してから復調気配を見せていたエリモシック。

先行馬ペースだった府中牝馬S4着を経由し、古馬牝馬の本番、2度目のエリザベス女王杯に挑戦することになる。



的場に乗り変わってからのエリモシックは道中後方からというスタイルはそのままであったが、その仕掛けどころが明らかに河内が乗っていたときに比べギリギリまで我慢し直線に入ってからとなっていた。

捲りから完全な追い込み馬へのマイナーチェンジ。

一瞬しか速い脚がなかったエリモシックにはこのマイナーチェンジがプラスに作用したと思っている。



このエリザベス女王杯で人気を背負っていたのは同じ追い込みのダンスパートナー。

奇しくもエリモシックの前任である河内洋が手綱を取っていた。

同じ末脚自慢の標的に対し、ジョッキーきってのスナイパーと言っても過言ではなかった的場が取った戦法はこのダンスパートナーをじっくり見ながらの競馬であった。

今見返しても、ダンスパートナーが仕掛けるまでは意地でも仕掛けないという人馬の意思がはっきりと意思統一されていることが見て取れる。

両馬とも内ラチピッタリを進んだが、人気馬の宿命と若干長めの脚を使える強みを生かしてダンスパートナーが進出するが、エリモシックはさらに後方から進出して来た2頭に交わされてもまだ動こうとはしなかった。



エリモの仕掛けは直線、それもコース中央あたりにポッカリと穴が空いて進路が確保されてからだった。

ダンスは既に中団に付けていたがごちゃつく馬群を捌くために外へ持ち出す。

横に動いたダンスとまっしぐらに縦をつくエリモが馬体を合わせたが、勢いの差は歴然としており、エリモがクビ程前に出た。

あとは一瞬の脚を使ったお釣りしかなかったとしても、そのリードを保つことはエリモにも的場にもさほど難しいことではなかった。

エリモシックにとって生涯最初で最後のタイトルをもたらしたこの秋華賞は勝負どころの動き一つがどれだけ重要であるかを見せ付けられ、競馬をまた一つ理解出来たような一戦だった気がする。




君は二回目だよね エリザベスカップに
去年はいまひとつだったね
捨てられてしまった 河内さんだけを
ピッタリ マークして
やや早過ぎた 去年の仕掛け
想い出して 初タイトルだね
エリモの秋は 花が咲く秋です



うん、こんな替え歌は完全に蛇足だ。。。



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私の選ぶ菊花賞馬BEST10
体調を悪くする5年程前くらいから日曜日といえば競馬を楽しむ傍ら草野球三昧の週末を過ごした野球好きでもある管理人。

プロ野球のクライマックスシリーズが行われていた先週末はアパパネの3冠よりもこちらの方が気になっていたかもしれない。

個人的にペナント144試合の意義を薄くするクライマックスシリーズは好きではないのだが、緊張感のあるゲームをこの時期に楽しめるという意味においては大歓迎。

しかし我が阪神タイガースは絶対守護神の藤川球児が打たれて終戦。

まぁCSで勝ちあがってもと思っていたので終戦は構わないのだが、問題は球児の使われ方。

近代野球では先発投手が100球6~7回をメドに中5~6日回しとするなら、ストッパーは15球1回だが毎日出番があるやもしれぬ。

同じ投手という職業ながらトータルとしてゲームを作る先発と瞬発的に0で抑えることを要求される抑えという立場はかなり異なるものであろう。

今シーズンは中盤戦あたりから2イニングを要求されることがしばしばあった球児、さらにもう一人阪神の終盤を支えるはずの久保田が調子を崩して行ったのも1イニングに集中できない状況が招いたものではなかろうか?

彼らは力投型で競馬に例えればスプリンターである。

その状況をあまり把握しているとは言えない迷監督が来期も采配を取る以上、両投手の肉体的ダメージ以上に精神的な迷いは続きそうで、ひいては中長期的なチーム低迷を予感せざるを得ない。

まぁ暗黒時代の阪神を知っているから弱いのは慣れっこなんですけどね。



対して今週の競馬はスプリントならぬ長距離レース、クラシック最終戦菊花賞である。

名監督ならぬ名手が距離を感じさせぬ騎乗をすることで中距離馬が台頭した時代もあるが、近年はダンスインザダーク産駒であらぬもの菊花賞馬にならずというムードさえあるステイヤー台頭の舞台に戻った感が強い。

とはいえ今年のダンスインザダーク産駒はタニノエポレットという人気薄ムードプンプンの馬が一頭いるだけ。

むしろ同じく菊花賞を制しているマンハッタンカフェ産駒がゴロゴロ出走してきそうだ。

3冠馬誕生と1強ムードだった牝馬戦線と違い、どうも混線になりそうな菊戦線。


というわけで今週の記事は菊花賞ネタで。

まず今回は十八番(といっても3回目ですが)のMY BEST 10シリーズから。

菊花賞馬じゃなく菊花賞“出走”馬にしようかなと思ったんですけど、それはもうちょい体調が上向いてからじゃないと書けませんね^^;

大人しく菊花賞馬BEST10で。



なお管理人がビデオなりリアルタイムなりでフルに見た菊花賞は昭和58年の第44回以降。

43回以前で見たことがあるのはほぼダイジェスト程度。

従いまして44回以降の馬が中心になります。

また観点としては他のタイトルが記憶に残る馬よりも菊花賞が一番記憶に残る馬を上位にさせて頂きました。


**********


第10位 ナリタブライアン(平成6年・第55回)

これですねぇ、レースのインパクトとしてはかなり上位なんです。
でもブライアンはやっぱりダービーの大外ぶん回しなんですよね。
とはいえランク外は考えづらく下位に入れさせていただきました。


第9位 グリーングラス(昭和54年・第37回)

44回以前は知らぬと言ってもさすがにこれは見ています。
TTG時代は競馬史を語る上で後年になってから出来た言葉です。
そしてグリーングラスがトウショウボーイ、テンポイントと並ぶ存在として組み込まれた理由はやはりこの菊での快勝にポイントがあったと言えるでしょう。


第8位 スーパークリーク(昭和63年・第49回)

この馬の場合オグリ&イナリと形成した平成三強で演じた古馬時代のレースが代表なのかもしれません。
ただ武豊の初GⅠというのは日本競馬史の意義を考えると外せない出来事だったと思います。
トライアルでコロコロやられてたことでも明らかですが、クリークはこの時点で未完成だったのでしょうね。


第7位 セイウンスカイ(平成10年・第59回)

10位~8位というのは何と言うか歴史的意義という変化球的な意義が強い選定でした。
で、実質的にはここからなんですけど、迷いましたね~
迷った2頭には別のレースがあるということ、そして菊花賞レコードの走破タイムへの敬意でこの馬にしました。
この頃毎年のようにレコードが更新されていましたけど当時極めつけ感があったタイムだったと思います。
10年近く経ってからソングオブウインドが更新しましたけど…


第6位 ビワハヤヒデ(平成5年・第54回)

菊花賞は強い馬が勝つなんて言われていた時代もありますが、まさしくそれを象徴する圧勝。
ただこの勝利で平成新三強時代が終焉してしまった感があり、圧倒的な勝利ながらハヤヒデは損した気がしないでもないですね。
弟という最強のライバルになるはずの馬と激突前にリタイアしたこともあって何かと残念な印象があります。


第5位 サクラスターオー(昭和62年・第48回)

スターオーのドラマチックで短い馬生を叙事詩とするなら、この年の菊花賞そのものは叙情詩的でした。
広がる青空。西日が照らす馬達。そしてあの菊の季節にサクラという杉本節。
白メンコのスターオーから伸びる黒くて長い影が着差を増幅してさらに浮き彫りにしていました。


第4位 レオダーバン(平成3年・第52回)

これは好き嫌い真っ二つに分かれるでしょうねぇ。
個人的には騎手という役割が競馬の中でどれだけ大事であるかが最もわかるレースという評価をしています。
岡部は本質中距離馬のレオダーバンに完璧な“2000m”のレースをさせちゃいましたよね。
これから騎手を目指す若い人がこの記事を読んでいたら是非このレースは見てもらいたいですね。


第3位 ディープインパクト(平成17年・第66回)

二冠馬、三冠馬となると他のレースが印象に残りがちですが、ディープの場合は菊花賞の印象が鮮烈です。
あのレースはまともならアドマイヤジャパンがまんまと逃げ切るレースだったはずです。
あれに届いた上、コンマ3秒置き去りにしたっていうこの馬の能力には呆れるしかありませんでした。


第2位 ダンスインザダーク(平成8年・第57回)

冒頭でも言いましたけどこの馬は現役・繁殖通じてもはやミスター菊花賞の称号を与えたい程ですよね。
桁違いの末脚は菊花賞史に残る名シーンであり、今思えば淀の3000に全てを捧げた勝利だったのではないでしょうか?
で、この馬より上位って。。。


第1位 ナリタトップロード(平成11年・第60回)

第1位にするのはやり過ぎかもしれません。
でも管理人の競馬観戦歴の中で最も勝たせてあげたいと思ったのはこの菊花賞でのこの馬だったと思います。
勝った時はちょっぴり目が潤みました。
早逝してしまったこの馬、菊花賞を獲った記念日が命日になってしまったのがとても切なく感じました。。。



**********

メジロマックイーンとライスシャワーは入れたかったですけどね…

ただライスは菊でのブルボン撃破と春盾でのマック撃破が自分の中でどっちがインパクトあったかな~と考えたんですね…

当時春盾でマック敗北は有り得ないと思ってましたから…

そう考えるとマックも勝ちも負けも春盾と共に語られるべき馬なのかなぁということで両馬が外れました…



だいぶ皆さんと意見も違うとは思いますけど、これが管理人の菊花賞馬BEST10です。



土曜日も菊花賞に関する記事がUPされます。

古い下書き引っ張り出したものですけど、この勝ち馬記事とは異なる視点で書いたものなのでそちらもよろしかったらご覧頂ければと思います。



↓サクラスターオー、グリーングラス、ナリタブライアンを除く7頭は本サイトにも掲載されています。こちらからどうぞ。
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私の選ぶ“純”スプリンターBEST10
※本記事は2007年9月2日に書かれたものです。筆者事情により公開されず下書きとして保存しておりました。一部近年の競馬事情と異なる部分があったりするかもしれませんが、当時の文章のまま手を加えずに公開致します。
まぁ一応旬な記事てことでw

2010/9 筆者

*********

今回のBest10シリーズは“純”・スプリンター編。
管理人はスプリント1200mとマイル1600mはそれぞれのスペシャリストにとっては1800mと3000mくらいの違いがあるが持論。
今回は1200mで活躍した名スプリンターという視点ではなく、1600m以上の勝ち星は減点材料とするなど本当に純粋なスプリンターだけを選考してみました。



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私の選ぶ桜の女王BEST10
今日は前フリなしで私の選ぶ桜の女王Best10を。


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1995年第29回4歳牝馬特別(桜花賞TR)~光陰矢のごとし…
時代への風穴。

地方馬に対して中央G?レースを開放された1995年。


かつてオグリキャップという怪物を出した笠松から10戦10勝で殴り込みをかけてきた一頭の牝馬。


ライデンリーダー




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