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名馬達との再会…にまつわるエトセトラ

HP「名馬達との再会」で紹介しきれなかった競馬あれこれを綴るブログ…
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桑島隆春~世界に最も近付いた地方騎手
船橋競馬の高松弘之調教師が3/31付けでの勇退を発表した。

75歳という年齢を考えると仕方のないことであるが、老師の勇退で少し気になるのが所属する現役最年長騎手の今後のことである…


桑島孝春…


最近のファンにとっては地方リーディング100位からも漏れてしまいさしたる信頼を置いていない可能性が高いが、伊達に4500超の勝ち星を挙げたジョッキーではない。

私にとっては高配当の使者であり、絶対的信頼を置いているこの桑島騎手を少し語ってみよう。


桑島は1955年1月の生まれだから既に52歳…

南関東のトップジョッキーで4000以上の勝利度数を数える石崎隆之、的場文男は1956年生まれ。石崎も桑島同様早生まれだから1歳づつ違うことになる。

10~20年程前の南関東はこの3人が支えていたと言って過言ではなかろう。勿論晩年の佐々木竹見(川崎)、高橋三郎(大井)、山崎尋美(川崎)、見澤譲治(浦和)、張田京(船橋)、佐藤隆(船橋・故人)森下博(川崎)といったいぶし銀が控え、伸び盛りの若手に内田博幸(大井)、今野忠成(川崎)、他にも宮浦正行、堀千亜樹、佐藤祐樹、金子正彦、鷹見浩、本間光雄、秋田実、鈴木啓之といった腕達者が競い合っていた時代だ。(そうそう、九州でリーディングを張っている山口勲もまだ南関東所属だったなぁ…)

この腕達者達の中、混戦レースで一つの馬券セオリーになっていたのが「混戦は桑島!」である。どんな人気薄であろうとその豪腕に任せて一つでも上を目指して追うことを辞めない桑島は穴ジョッキーとして絶対の信頼があった。

データを引っ張り出してみよう。
(データは地方競馬情報サイトJRAホームページから抜粋)
順に生涯騎乗【1着-2着-3-4-5-着外】 

桑島孝 38054回【4557-4707-4384-4215-4074-15117】

佐々竹 39060回【7151-5620-2122-1881-1781-20505】
石崎隆 31686回【5812-4764-3869-3362-2857-11022】
的場文 26390回【5249-3879-3437-2969-2525- 8341】

岡部幸 18646回【2943-2446-2197-1914-1726- 7420】
河内洋 14940回【2111-1796-1601-1516-1321- 6595】
南井克 13120回【1527-1507-1529-1352-1256- 5949】

桑島がレースを諦めていない証拠が1~5着まで全て4000回以上マークしている成績に表れているといえよう。

いや所詮勝てないジョッキーという意見をお持ちの方、ちょっと待った!
地方競馬は厩舎所属が義務になっております。中央のようにフリーなんてシステムはありません。(Mr.PINKこと内田利雄騎手は所属競馬場すらないので明らかに例外です)

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桑島孝春の優先順位ははっきりしている。まず所属の高松厩舎、あとは依頼された先着順。営業=マネジメントがまるでないから、自身の勝ち星は増えてこない。
(吉川彰彦氏「ロッキータイガーと桑島孝春」より)
****************

私が書く必要もなく吉川氏の名文が明快な答えを出してくれています。



この中に桑島語録があるのでこれもまた引用させてもらう。どこかで聞いたことがあるのでかなり有名なのであろう。

**************
「調教師さん、厩務員さん、みんなの仕事を最後に仕上げるのがジョッキーだから。勝ったからって自分が主役じゃないんだよ」

「嬉しくてもあんまりはしゃいじゃよくないんだ。勝てなくて悔しい仲間もいるんだから」

(中略)

「勝てない馬でも、自分が乗って工夫して、少しずつ着順を上げていく。案外それって楽しいんだよ」
****************

最初と最後に桑島の騎手哲学があり、2番目に桑島の人柄がよく出ていると思います。

桑島の話を一般ファンに伝えようとすれば避けて通れないのがやはりロッキータイガーでしょう。ジャパンカップで皇帝ルドルフに唯一追い縋って地方の意地を見せた場面は忘れようにも忘れられません…


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そんな桑島は師匠の勇退を見てどんな決断を下すのでしょうか…


桑島が昨年他界した故・佐藤隆騎手への寄せ書きにこう書き記してありました…


「まだ一緒に乗りたかったね」


桑島は馬に乗るのが好きなはずだからまだ乗り続けてくれると信じています…
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